閉経前後の約10年間に起こるのが更年期障害です。女性ホルモンの分泌が減り、その変化に対応しきれず、のぼせやほてり、発汗、動悸、肩こり、頭痛、耳鳴り、不眠、倦怠感、憂鬱感などが生じます。
ただし症状には個人差があり、まったく感じずに更年期を乗り切る人もいれば、深刻な症状に悩まされる人もいます。その差は、「下半身の温度差」。体温の高い人は特別な症状が出ませんが、冷えのひどい人ほど子宮や卵巣の働きが悪くなり、症状が重くなりがちです。
予防・治療には、体を温めるのが一番です。
解決法その1「ミントティー」
シソ科のミント(ハッカ)は血流をよくする作用があるだけでなく、多量に含まれるメントールが、心身のリフレッシュ効果をもたらします。
のぼせやはてり、イライラ、憂鬱なときは、清涼感を味わえるミントティーを飲むようにするといいでしょう。気分がl新でき、前向きな気持ちになります。ミントティーがないときは、ミントキャンディーをなめても効果があります。外出時もバッグに入れておくといいでしょう。
部屋にペパーミントの精油を置くのもおすすめです。
解決法その2「体を動かす」
体を温めるには、運動をするのがやはり一番です。ウォーキング運動やスクワット運動で下半身の筋肉を鍛え、体熱を上げましょう。25~30cmの踏み台を、昇ったり降りたりするのも効果的(スローステップ運動)。運動をする際は、無理は禁物。うっすら汗をかく程度でいいのです。ハードな運動を1週間に1回行うより、心地よく感じる程度の運動を毎日続けるほうが大事です。
更年期障害による激しい頭痛が松の木エキスをとったら症状が軽減、1年後にはほぼ完治