今から約400年ほど前の江戸か時代、葛根湯(かっこんとう)ばかり処方する医者がいたそうです。風邪や腹痛、下痢、じんましんなどあらゆる病気に葛根湯(かっこんとう)を処方するのですが、たちまち治してしまうので「葛根湯医者」と呼ばれ、評判を呼んだといいます。
その医者は、病気が冷えから来ることを見抜き、葛根湯で体を温めようとしたのでしょう。
漠方薬は、その人の体質に合うものを使えば、確実に、おだやかに症状が改善できます。特に冷え症には威力を発揮します。また、女性特有の病気や症状にも漢方が合います。
解決法その1「漢方薬」
-般に漢方薬は「長期間服用し続けないと効果が出ない」と信じられていますが、実際は違います。漢方の原典である「傷寒論(寒さに傷られた病気の治療)」の理論は急性病の処方集ですし、本人の体質と薬の成分がピタリと合えば、即効で神わざを発揮することも少なくありません。
たとえ成分が微妙にずれていたとしても、長く服用するうち、少しずつ効いてきます。「漢方薬は1歩間違えると、重い副作用が出る」といわれるのは、体質を無視した逆処方をしたとき。信頼できる専門医にきちんと相談すれば、問題は起こりません。
冷え・のぼせ