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「腰痛」下半身の冷えや筋肉の衰え

腰痛
腰痛

腰は体の重要部分。腰痛があると歩くのはもちろん、寝てもたっても座ってもつらく、日常生活に支障を来します。特に座りつばなしの仕事をしている人は、腰に水分がたまりやすく、冷えて血行が悪くなりがち。
腰に負担をかけないようクッションをあてる、背筋をまっすぐに伸ばして座るなどを心がけるのはもちろん、こまめなストレッチで腰の筋肉をほぐし、腰痛を予防しましょう。
お年寄りの腰痛は、腰から下の筋力低下が原因。無理のない運動で筋肉を刺激し、血行を促しましょう。

解決法その1「よもぎ風呂」

ヨモギはお灸に使われていることからも、抜群の温め効果があることで知られます。漢方でも食欲増進や止血、下痢、腹痛、胸焼けなどを抑える薬に使われたり、若葉は草餅に使われるなど、利用価値の高い植物です。
腰痛を治したいなら、ヨモギ6~7本を細かく刻んで水で煮出し、こした煮汁を浴そうに入れた「ヨモギ湯」に入りましょう。体がポカポカと温まり、腰の血流がよくなって、つらい痛みが軽減します。

解決法その2「カイロ」

冷えた患部を温めて血流を促すには生姜湿布がt番ですが、外出するときは、手軽に使える貼るタイプのカイロや温湿布がいいでしょう。
痛む部分に直接あてておけば、効率よく痛みをとることができます。
ただし、素肌に貼ると低温やけどをするので、腹巻きや衣服の上から貼りましょう。また、就寝中の使用は低温やけどをすることがあるので、慎重に。不安なら、日中だけ使うようにしましょう。

「頭痛」ありとあらゆる痛みは過剰な水分と冷えが原因

頭痛は体内の余分な水分
頭痛は体内の余分な水分

余分な水は体を冷やし、そして冷えは痛みの原因になると漢方では考えます。雨が降る寒い日や、クーラーの効いた部屋で体に痛みが生じるのは、体内の水分が過剰になり、体が冷えるからです。

頭痛も、「水分過剰」と「冷え」のサインです(ただし、急激な頭痛に襲われた場合は、脳卒中やくも膜下出血などのおそれがある)ので、すぐに病院へ。

鎮痛剤で一時的に痛みを止めても、痛み止めは体温を下げる作用があるので、次の頭痛の芽をつくるようなもの。根本的に改善したいなら、体を温めて利尿や発汗を促し、余分な水分を排泄するのが一番です。

解決法その1「こめかみに梅干し」

鎮痛剤が手に入りにくかった時代は、よく梅干しの果肉をこめかみに貼って頭痛を治していたものです。
塩分が多い梅干しには、体を温めて血行を促す作用があります。
こめかみに貼ることで塩分が皮膚からじかに吸収され、頭部の血流がよくなり、痛みが改善されるというわけです。梅醤番茶梅干し汁で体の内側からじっくり温めてもいいですが、「頭痛がひどく、今すぐ治したいけれど、鎮痛剤は飲みたくない」というとき、試してみるといいでしょう。
痛み止めの飲み過ぎが頭痛をひどくしているケースもあります。
痛みのたびにすぐに鎮痛剤を服用している人は要注意です。
頭痛もちの人は生活習慣の改善も必要です。

解決法その2「手浴」

42~43度くらいの熱めめのお湯を張った洗面器に手首から先を3分つけ、その後、冷水を張った洗面器に10秒つけます。これを5回繰り返します。

解決法その3「ツボ「百会」」押す

百会(両耳の先端を結んだ線と、鼻から頭頂に向けて延ばした線が交差する点)を指先でギュッと押し、パッと離す動作を数回繰り返しましょう。

根本的な解決として体の余分な水分をしっかり排泄することです。半身浴などで汗をたっぷりかいて、はとむぎ茶などの強力な利尿作用で不要な水をどんどん排泄しましょう。