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「不眠症」寝付きが悪い、途中で目が覚めるなどは体の冷えが原因

日本人を対象にした調査によれば、5人に1人が「睡眠で休養が取れていない」、「何らかの不眠がある」と回答しています。

そして加齢とともに不眠は増加します。 60歳以上の方では約3人に一人が睡眠問題で悩んでいます。 そのため通院している方の20人に1人が不眠のため睡眠薬を服用しています。

不眠症で悩む人のほとんどが冷え症です。手足が冷えると頭に血が上り、脳の神経が休まらず、眠ろうとがんばるほど目がさえることになります。乳幼児が眠くなるときは手足が温かくなるように、心地よい眠りにつくときは、手足がポカポカと温まってくるものです。末梢の血管を温めることが必須です

不眠
不眠

 

またいったん寝ても、午前3時から5時にかけて目を覚ますことが多いのは、その時問帯に気温、体温が最も下がるためです。

不眠の一番の原因は「冷え」です。就寝時に体温が下がるのを防ぐには、就寝前に37~39度のぬるめのお湯につかり、じっくり体を温めておくといいでしょう。半身浴が最も効果的です。

入浴で芯からじっくり温める方法(半身浴)

冷えやすい足先を温める快眠グッズもあります。

解決法その1「しそ酒」

ノイローゼやうつ病、自律神経失調症の治療に使われる漢方薬の「半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)」の主成分はシソです。
シソは体を温め、精神をおだやかに落ち着かせる作用があります。不眠で悩んでいるなら、シソを焼酎に漬けたシソ酒を就寝前に飲みましょう。

独特の香りの成分であるベリルアルデヒドが神経を鎮静させ、おだやかな眠りを誘います。快眠のためにシソジュースが推奨されているのには快眠効果が非常に高いためです。

しそジュース

解決法その2「枕元にたまねぎ」

タマネギー1~2個を細かく刻んで皿に乗せ、枕もとに置いて眠ると寝つきがよくなります。これは、タマネギに含まれる香り成分に鎮静作用があるためです。

タマネギの二オイが気になる人は、生萎を使ってもいいでしょう。生姜1~2個を薄切りにして皿に並べ、枕もとに置けば、生姜の芳香成分(ファルネソール、シネオール)や辛味成分(ショウガオール、ジンゲロン) が喚覚を刺激し、鼻粘膜から吸収されて脳細胞へ達し、脳神経を鎮静させて、安眠を導いてくれます。

足のほてりや冷えが取れてぐっすり熟睡するには伝統的な方法ですが、脚の裏のたわしこすりもあります。足の不快感によって不眠になるケースは多くいかに足の快適性を保ちストレスをなくすかということも快眠には欠かせません。

睡眠薬を使わずに眠りたい場合は、こちら。大麦発酵酵素を使ったもので飲むだけで快眠できます。また、習慣性もなく安心です。睡眠薬がないと眠れなくなってしまった人にもおすすめです。

「のぼせ」下半身が冷え、血液、熱が行き場を失っている状態

のぼせる
のぼせる

下半身に筋肉の少ない女性は、へそから下に水がたまりやすく、冷え性になりがちです。下半身が冷えると、本来は下半身にあるべき血液や熟、気が行き場を失い、上半身に昇っていきます。
その結果、心臓や肺が下から突き上げられるような動惇や息苦しさ、肩こり、のどの違和感、イライラ、のぼせなどを感じるようになります。
西洋医学では「自律神経失調症」とか「更年期障害」と診断して精神安定剤などを処方しますが、漢方では「昇症(しょうしょう)」ととらえ、下半身の冷えをとりのぞく治療を行います。
ちなみに自律神経失調症になりやすい体質がありますので注意します。
女性の一般的な悩みのひとつでダイエットで体重が減っても下半身が痩せないがあります。これは下半身に筋肉が不足しているせいです。

解決法その1「ミント・ニッキ」

病気でもないのに「せきをしやすい」「めまいや耳鳴りがする」「顔色が赤い」「のどがつまった感じがする」「肩がこる」「手のひらが赤い」などの自覚症状を訴えるることがあります。これは、「下半身が冷えてのぼせている」と考えます。のぼせがひどく、頭が重かったりイライラするときは、ミントやニッキのキャンディを食べると、気分がすっきりします。のぼせに使われる漢方薬の代表は、ハッカを含む「加味逍遥散(かみしょうようさん)」。足が冷えて上半身がのぼせ、カーっとなって汗が出たり、イライラや不安、不眠などの症状が伴うときに、よく効きます。

解決法その2「青竹踏み」

のぼせは下半身の血行が悪くなっている証拠なので、青竹を踏み、足腰を動かして血液循環を促しましょう。「足の裏は第二の心臓」といいいますが、下肢の運動により筋肉の収縮と弛緩が十分に行われ、血液の心腹への環流がよくなります。
さらに、下肢を動かすことで下半身の毛細血管が発達し、「血の通り道」ができるため、のぼせの改善につながります。1日30分以上のウォーキング運動もおすすめです。

「鉄分」女性や鉄の摂取が少ないのが原因

貧血
貧血

貧血と低血圧は混同されることが多いのですが、貧血とは「赤血球が少ない状態」をさし、低血圧とは「血圧が100~60mmHg以下の状態」をいいます。
ジャンルは違いますが、漠方ではいずれも「陰性病」ととらえます。「だるく、倦怠感がある」「顔色が青白い」「めまいやたちくらみがある」「動悸、息切れがする」などの症状が出るなら貧血です。
貧血の原因は、鉄分不足。酸素運搬の赤血球が小さくなったり、働きが弱くなって、これらの症状が引き起こされます。「鉄分の多いもの」を食べましょう。

解決法その1「黒い食べ物」

貧血の人は青白い顔をしていることが多いので、黒い食べ物をしっかり食べ、陰陽のバランスをとりましょう。小豆や黒豆、黒ゴマ、海藻、ほうれん革、小松菜など、黒っぼい、濃い色の食べ物(陽性食品)には鉄分がたっぷり含まれています。
また、エビやカニ、イカ、タコ、貝など海のものには、鉄分や銅、コバルトなど、造血に必要なミネラルが豊富に含まれます。
生野菜サラダや牛乳、マヨネーズなどの乳製品、菓子類、水っぽい果物など「青白い食べ物(陰性食品)」は控え、黒い食べ物を食卓にとり入れましょう。
ほうれん幸のゴマ和え、昆布のつくだ煮、ヒジキの五目妙め、ニラレバ妙め、黒豆の煮込み、ニラとアサリの妙め煮、たたきゴボウ、サバのみそ煮、海藻サラダなどが貧血におすすめのメニューです。
鉄分を食事で摂取するなら、こちら。サプリで鉄を補いたい場合は、こちら

解決法その2「ダンベル体操」

筋肉が赤い色をしているのは、鉄分を貯蔵しているため。軽いダンベル体操やウォーキング運動、アイソメトリック運動などで筋肉を鍛えると、鉄分の貯蔵量が増え、貧血の改善に役立ちます。
また、運動によって体温が上昇することで、骨髄での造血機能も高まります。10~15分はどの空き時間を利用して、ダンベル体操を実行しましょう。

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