「痛みが出る」ということは、体が冷えているサイン。ストレスをためこんだり、同じ姿勢のまま作業を続けると血行が悪くなって体が、冷え、こりと痛みが出るようになります。
最近は、長時間のパソコン作業によるストレスが肩こりを引き起こしているケースも増えています。
こうした場合は、モニターの調整や定期的な目の休憩が必須となります。
痛みを放っておくと肩が上がらなくなったり、頭痛を引き起こすこともあるので、早めの対処が大事です。適度な運動で筋肉をほぐしたり、入浴して体を温め、血流を促すなどの生活習慣が大切です。
解決法その1「トウガラシチンキ」
強烈な辛味はカプサイシンで、食欲増進や殺菌作用のほか、血液循環を強力に促すことでも知られます。トウガラシの保温効果は昔から知られており、旅人は道中、おなかや腰の冷えを防ぐため、腹巻きの中にトウガラシを入れて歩いたとも言われています。トウガラシをホワイトリカーにつけて作ったトウガラシチンキを患部に塗布すれば、首や肩のこりや痛みが即効で改善されます。
解決法その2「トウガラシ風呂」
七味唐辛子をふった熱々のそばやうどんをフープーいいながら食べると、体がしんから温まって汗が出てきます。これは、トウガラシの持つ強力な保温作用と血液循環作用です。このトウガラシを布袋に入れ、湯船に浮かべたトウガラシ風呂に入れば、体がじわじわと温まり、おだやかに痛みが改善されます。肩こりだけでなく、腰痛や関節痛にもよく効きます。
解決法その3「粗塩風呂」
陽性食品の代表である粗塩を入れた租塩風呂も、体をポカポカに温めて血行をよくしてくれます。粗塩をひとつかみ、またはこりの症状がひどい場合は1袋(500gを浴そうに入れてよく混ぜ、じっくり入浴しましょう。あまった租塩を手に取り、肩やうなじをマッサージすると、さらに効果的です。
肩こりや腰痛を軽減するには、41~42度の熱いお湯がおすすめです。温熱による血管拡張作用で血行が促進され、こった筋肉への酸素供給や栄養補給が増し、こりの改善に役立ちます。