下痢 大根湯 で治す 下痢は、体の自然な防衛反応 だから無理に止めない 不要物を腸から捨て体温をあげる防衛反応ですから無理に薬などで止めるのはNGです。すりおろした大根と生姜にお番茶を注ぐ大根湯
下痢 大根湯で治す

下痢の原因はさまざまです。食中毒や感染症、肝臓病や腸炎などが原因の場合は病院で適切な治療を受けるべきですが、そうでない場合、ほとんどの原因は「冷え」と「水分のとり過ぎ」「食べ過ぎ」で胃腸にたまった水分を排泄して体を温めようとする反応ですから、無理に止めてはいけません。
対処法は「水分を控えること」「汗をかくこと」「尿をたくさん出すこと」「胃腸を温めること」。
体内から余分な水分が抜け、体が温まれば、下痢は止まります。不規則な生活や暴飲暴食、ストレスなどで、体を冷やさないことも大切です。
現代人は冷たいものを食べ過ぎる傾向にあるので注意します。
解決法その1「ダイコン湯」
すりおろしたダイコンと生姜にお番茶を注ぐダイコン湯は、腸の粘膜をおだやかに修復する飲み物。ダイコンに含まれる鉄やマグネシウムが粘膜をいやし、デンプン分解酵素のジアスターゼやタンパク分解酵素のステアーゼ、
さらに大量のビタミンCが、胃腸の荒れをすみやかに修復します。ダイコンの辛味は胃液の分泌を高め、消化吸収を促す作用もあるので、胃の調子が悪いときに飲んでもいいでしょう。
大根湯は下痢の改善に効果的とされています。特に、冷えや食べ過ぎ、消化不良が原因の下痢には、体を温めつつ、消化を助ける働きがあります。
大根湯が下痢に良い理由
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消化を助ける
大根には消化酵素(アミラーゼ、プロテアーゼなど)が含まれており、胃腸の負担を軽減し、消化不良による下痢を改善します。 -
腸内環境を整える
大根に含まれる食物繊維や辛味成分(イソチオシアネート)が腸の調子を整え、便の状態を正常に戻すのをサポートします。 -
体を温める
下痢の原因が「冷え」の場合、大根湯を飲むことで胃腸が温まり、回復を促します。
用意するもの
- ダイコン2~3cm
- 生姜のすりおろし汁小さじ1
- 醤油大さじ半分
- 番茶
作り方
- 大根をすりおろして器こ入れる
- すりおろした生姜を加える
- 醤油を好みで適量加える
- 熱い番茶をたっぷり注ぐ
解決法その2「はちみつ緑茶」
はちみつ緑茶は、下痢の改善に役立つ可能性があります。 特に、軽い胃腸の不調や冷えが原因の下痢には効果的です。
はちみつ緑茶が下痢に良い理由
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腸を整える
- 緑茶のカテキンには抗菌・抗炎症作用があり、腸内の悪玉菌の増殖を抑え、腸内環境を整えます。
- はちみつにはオリゴ糖が含まれ、善玉菌を増やして腸内環境を改善します。
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胃腸を優しく保護
- はちみつは粘膜を保護し、胃の負担を軽減するため、胃腸の弱い人にも適しています。
- 緑茶のタンニンには軽い収れん作用(腸の動きを抑える作用)があり、軟便を改善するのに役立ちます。
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体を温める
- 冷えが原因の下痢には、温かいはちみつ緑茶が胃腸を温め、症状を和らげます。
- はちみつにはエネルギー補給の効果もあり、体力回復をサポートします。
漢方では、緑茶は「血を清め、尿を通じ、食欲を増し、疲れを癒やし、心身を爽快にする」といわれる健康食晶。含有成分のカチキンには殺菌・抗毒作用があり、コレラ菌、赤痢菌、o-1571 、風邪ウイルスなどをやっつけるだけでなく、強力な利尿作用もあるうえ、タンニンには下痢を止める作用があります。
緑茶の効果は以下のとおり
ハチミツのオリゴ糖は殺菌作用と整腸作用があり、古くはエジプト時代より、下痢を止める薬として用いられてきました。ただし、緑茶自体はもともと陰性食品。ふだん、あまり体を動かさない人が日常的に飲み過ぎると体が冷え、逆効果になるので注意しましょう。
解決法その3「野菜スープ」
強力な浄化力を持つイオウやリン、カルシウムを多量に含むニンジンは胃腸を浄化し、ビタミンCの豊富なジャガイモは細胞組織を再生して胃腸を強くし、硫化アリルを含むタマネギは気力・体力を回復させてくれます。この3つの野菜を煮込んで作る野菜スープを1日1回飲めば、胃腸が温まり、下痢の症状がおだやかに改善されます。
野菜スープは、下痢の回復を助ける優れた食事のひとつです。 特に、脱水や栄養不足を防ぎながら、胃腸への負担を減らすのに役立ちます。
野菜スープが下痢に良い理由
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水分と電解質の補給
- 下痢で失われやすいナトリウム(塩分)、カリウム、マグネシウムなどの電解質を補います。
- 脱水を防ぎながら、体の回復を助けます。
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消化に優しく、胃腸を整える
- 野菜は火を通すことで繊維が柔らかくなり、消化しやすくなるため、胃腸に負担をかけにくいです。
- じゃがいもやにんじんに含まれるペクチンが腸内環境を整え、便の形を安定させます。
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腸を温める
- 温かいスープは、冷えが原因の下痢を和らげます。
- 体を内側から温めることで、腸の働きを正常に戻しやすくなります。
解決法その4「レンコン汁」
発芽力を保持することができるといいます。生命力の強いレンコンは、気力・体力を回復してくれる陽性食品。レンコンのアク(黒ずみ)の成分はタンニンで、止血作用、消炎作用があり、特有の粘り気はムチンで、消化不良に効きます。漢方では昔から、レンコンは下痢止めとして用られてきました。レンコン10 gをコップ1 杯の水で煎じ、半分まで煮詰めたレンコン汁は、弱った腸を回復してくれます。1日3杯、温服(温かいうちに飲むこと)飲むようにします。
レンコン汁は、下痢の改善に役立つ飲み物のひとつです。 レンコンには胃腸を整える成分が含まれており、特に粘膜を保護し、腸の調子を整える働きがあります。
レンコン汁が下痢に良い理由
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タンニンが腸の働きを整える
- レンコンに含まれるタンニンには**収れん作用(腸を引き締める作用)**があり、腸の過剰な動きを抑えることで下痢を改善します。
- 腸内の炎症を鎮める働きもあり、下痢が続いているときの負担を軽減します。
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粘膜を保護し、胃腸をサポート
- レンコンにはムチンという粘り成分が含まれており、胃や腸の粘膜を保護しながら回復を促します。
- 胃腸が弱っているときでも、負担をかけずに栄養を摂取できます。
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水分補給と栄養補給が同時にできる
- 下痢の際に不足しがちな水分を補いながら、ビタミンCやミネラルも摂取できます。
- 体を温める効果もあり、冷えが原因の下痢にも有効です。
下痢の際の注意事項
脱水を防ぐために水分補給は適度に行い、温かい食事や消化の良いものを摂ることが大切です。特に、慢性的な下痢や血便、強い腹痛を伴う場合は、早めに医師の診察を受けるべきです。
冷えや食べ過ぎが原因の場合、温かい生姜湯や白湯を飲んだり、お腹を温めたりすると改善しやすいですが、普段から胃腸を冷やさない生活を心がけるのも重要ですね。