心筋梗塞(心筋梗塞についてはこちら)などによって心臓の働きが低下すると、むくみや息切れ、動悸、呼吸困難、疲労感など、心不全の症状が出てきます。
心臓病の場合は午後に下半身がむくみますが、腎臓病のむくみは「まぶたの腫れ」、肝臓病のむくみは腹水としてあらわれます。いずれにしても、体内から余分な水分を排泄し、内臓の負担を軽くすることが大切です。体に水分がたまると体が冷え、内臓の働きが低下して代謝が悪くなり、さらに冷えを呼ぶ悪循環に陥り、さまざまな病気を呼びます。体を温め、余分な水分を排泄するようにします。
解決法その1「すいか糖」
スイカに含まれるシトリンやカリウムには強力な利尿作用があります。それが、むくみや高血圧、心臓病、腎臓病によく効きます。ただし、スイカは陰性食品です。そのまま食べると体を冷やしてしまうので、熟を加えてスイカ糖をつくり、お湯で割って コップー1~2杯、飲用するといいでしょうぅ
。作り満は、スイカ2~3個の果肉をふきんかガーゼでしぼります(ジューサーにかけてもよい)。次に、しぼったものを鍋に入れ、とろ火でドロドロになるまで5~6時間じっくり煮篭めます。l回作っておけば、冷凍庫で長期保存できます 。ただし、清潔なビンに保存しましょう。
解決法その2「きんぴらごぼう」
人間の下半身は植物の根に相似するので、「ゴボウやニンジンなどの根菜類は、腎臓も含めた下半身を強化する」と漢方では考えます。特にゴボウに含まれる炭水化物・イヌリンは、強力な利尿作用があることで知られます。滋養強壮作用のあるニンジンと一緒に妙めて作るきんぴらゴボウは、むくみの解消に役立ちます。
解決法その3「ゆったりした下着」
きつい下着をガマンして身につけると血管が締めつけられ、血液の流れが悪くなって体が冷え、むくみが悪化します。ゆったりした下着に替えて血液の流れを促すのはもちろん、運動や入浴で汗を流し、体内にたまった余分な水分を排出しましょう。あったか下着