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「狭心症・心筋梗塞」両方とも瘀血の病気、血液を浄化し丈夫にする

狭心症・心筋梗塞
狭心症・心筋梗塞

心臓の筋肉に栄養を送っている血管=冠動脈が動脈硬化のために細くなり、心筋に十分な栄養や酸素が供給されないと、胸に痛みが走ります。それが「狭心症」です(水分のとり過ぎや冷えにより、安静時に冠動脈が痙撃して起こる狭心症=異型狭心症もあります)。
細くなった冠動脈に血栓がつまり、それより先へ血液が流れなくなって心筋が壊死を起こすと、心筋梗塞になります。狭心症になると胸が締めつけられるような激しい痛みが生じますが、15分以上続く場合は、心筋梗塞のおそれがあります。すぐに病院へ行きましょう。

解決法その1「らっきょう」

ラッキョウが血液の流れをよくして血液を浄化することは、漢方では昔からよく知られています。ラッキョウとキカラスウリ酒を水で煎じて飲む括呂薤白白酒湯(かろうがいはくはくしゅとう)は、狭心症や心筋梗塞に使われる漢方薬です。

ラッキョウに含まれる硫化アリルは、心腹の筋肉に栄養を送る冠動脈を拡張したり、血栓を溶かすことで知られます。狭心症の胸の琶魚姦肉や卵、牛乳、バターなどの欧米食のとり過ぎは、血管を細くして動脈硬化を引き起こす原因になります。
動脈硬化を予防・改善したいなら、肉より魚を食べましょう。魚介類に含まれるEPAやDHAは血液中の脂肪をサラサラにして血管を拡張し、血小板の凝集を抑制して血栓を予防する効果や強痛みや心筋梗塞の予防には、ラッキョウ漬けを1 日3~4粒食べるといいでしよう。

血栓の予防にEPA・DHA

解決法その2「魚介類」

肉や卵、牛乳、バターなどの欧米食のとり過ぎは、血管を細くして動脈硬化を引き起こす原因になります。動脈硬化を予防・改善したいなら、肉より魚を食べましょう。魚介類に含まれるEPAやDHAは血液中の脂肪をサラサラにして血管を拡張し、血小板の凝集を抑制して血栓を予防する効果や強心効果があります。またエビやカニ、イカ、タコ、牡蠣、貝に含まれるタウリン( アミノ酸の一種) は血液中のコレステロールを低下させ、血栓ができるのを防いでくれます。

解決法その3「卵醤」

卵も醤油も、漢方では体を温める陽性食品に分類されます。卵の黄身と醤油を混ぜ合わせて作る卵醤は、むくみや頻脈など、心腹機能の低下時に使われる強心剤。強壮作用が強いので、飲むのは2日に1回でいいでしょう。用意するものは、卵1個、醤油少々だけですから手軽です。

解決法その4「卵油」

卵黄をフライパンに入れて強火にかけ、木じゃくしで根気よく混ぜ続けると、ねっとりした油が出てきます。これが「卵油」。漢方では昔から、心臓病の特効薬として重宝されてきました。卵の黄身を火で炒って生成される卵油は、体を温める「陽のエキス」。
水分のとり過ぎや冷えが原因で起こる異型狭心症や種々の心臓病の予防・改善薬として、時間のあるときに作っておくといいでしょう。

「高血圧・脳卒中」下半身が冷えると血液が上半身にいき、のぼせたりイライラの原因に

日本人に多い高血圧の原因は、まず塩分・水分のとり過ぎ。塩分には吸湿性があるので、血液中に塩分が入ると、周囲の細胞から水分をとり込み、血液の全体量が多くなります。その結果、心臓が血液を押し出すのに負担がかかることに。水分のとり過ぎも同じ原理で同様です。ふたつめは高脂肪食の過食。脂肪が動脈の内壁に沈着して血管が細くなると、血圧が上がります。さらに加齢によって下半身の筋肉が衰えると、そこに蓄えられていた血液が上半身に集まります。血液が上半身の一番上、つまり脳に集まってあふれ出た状態が、脳卒中(脳溢血)です。

解決法その1「たまねぎの薄皮煮」

タマネギに含まれるビタミンB1、B2、Cは、同じ含有成分であるクエルセチンと協同して、血管をしなやかに、丈夫にします。特に、タマネギの皮のうす茶色に含まれた色素・クエルセチンには、強い降庄作用があるといわれます。

たまねぎは血圧を下げる降圧食としても紹介されています。

脳卒中や高血圧、動脈硬化などの血管病の予防・改善に、タマネギは効くのです。また東洋医学には、「相似の理論」というのがあります。これは、「体に足りないものは、似た食べ物で力を補充すればよい」と考える理論です。
たとえば中国では、「クルミは脳の形に似ているから、クルミを食べると頭がよくなる」といいます。根菜類のタマネギは、人間の下半身に該当する食べ物。タマネギやゴボウ、ニンジンなどを食べると、下半身が強化され、下半身の筋肉に血液がプールされるため、高血圧を改善できます。

解決法その2「チーズ、納豆、味噌」

チーズや納豆、みそ、醤油などの発酵食品には、ピラジンという抗血栓物質が入っています。特に納豆には、血が脂で汚れるのを防ぐビタミンB2、B6が豊富に含まれていると同時に、血栓を溶かすナットウキナーゼが含まれています。「高血圧に塩分は禁物では? 」と心配しなくても大丈夫。塩分を控えなくてはいけないのは「ずんぐりむっくり、赤ら顔のおじさん」と表現される陽性体質の人で、「色白で冷え性」の陰性体質の人は、塩分を控える必要はありません。ある程度の加減は必要ですが、むしろ体を温めるので、積極的にとっていいのです。摂取した分、汗で排出するよう心がければ、とり過ぎを気にする必要はありません。
ただし精製塩はすぐにやめるべきです。

精製塩はすぐにやめる

解決法その3「ウォーキング」

下半身の衰えは高血圧や脳卒中の引き金になります。筋肉は使わないとなえ訂すが、積極的に使えばどんどん鍛えられ、新しい毛細血管が増えていき、上半身から下半身へ十分な血液が行き渡るようになります。健康に最もよく、誰でも手軽に楽しめるのはウォーキング。1日30分でも、毎日の生活に取り入れましょう。

意外なのは、昼寝が血圧を下げるという情報。とっても興味があります。すぐに試すことが出来そうです。
食事は、高血圧 | 薬を使わない食事療法(病気・症状別)が参考になりそうです。

「卵巣ガン・子宮体ガン」袋状の臓器である卵巣や子宮は体温が低下しやすくガンが発生しやすい

卵巣ガン・子宮体ガン
卵巣ガン・子宮体ガン

卵巣ガン・子宮体ガンは乳がんと同じく、女性ホルモン過剰によって引き起こされるガンです(こうしたガンの手術後には、男性ホルモン剤や、女性ホルモン阻害剤を用いた治療がなされます)。

原因として考えられるのは欧米食への偏りですが、なかには「肉も卵も牛乳も苦手」という人もいます。たとえ和食中心の食生活でも、体が冷えて血行が悪くなり、よどんだ血液が下半身に流れるとガンになることがあります。特に卵巣や子宮は体温が下がりやすい管腔臓器ですから、ガン予防には、血液循環をよくして下半身を冷やさないことが大切です。

解決法その1「くず粉入り生姜紅茶」

体の冷えを改善するには生姜紅茶が効果的ですが、くず粉をプラスするとさらに保温作用が高まります。「万病に効く薬」と呼ばれる漢方薬・葛根湯には、くずの根や生姜など、体を温める生薬が配合されています。くず粉入り生姜紅茶は、いわば「自宅で作る葛根湯」。生姜紅茶にくず粉を入れるだけで簡単にできるので、葛根湯が手元にない場合は、自分で作ってみましょう。
生姜紅茶の作り方はこちら

解決法その2「大根の葉の味噌汁」

ダイコンに含まれる食物戚維のリグニンは、さまざまなガン細胞の発生を抑制することで知られます。生のダイコンは頗も葉も体を冷やしますが、原種食品であるみそ汁の具にすれば、強力な保温効果を発揮します。特に葉は血行をよくして血をきれいにする作用があるので、昔から「婦人病によく効く」といわれます。葉は、スーパーマーケットなどでは切られて販売されていることが多くなっていますが、もったいないことです。有機野菜の販売店などで、葉つきのものを買い求めましよう。