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「生理痛・生理不順」冷えによる血行不良が原因

生理痛
生理痛

多くの女性は、へそから上は温かくても、へそから下はひんやり冷たい冷え性です。冷えるということは、血行が悪いということ。
血行が悪いということは、卵巣や子宮へ十分な栄養や酸素、水が行き渡らず、臓器の機能が低下してしまうということです。
生理不順や生理痛の原因は「冷え」。下半身を温めれば、腹痛や腰痛、頭痛、イライラなどの不快な症状が軽減します。
冷えが進むと水分の代謝が悪くなり、卵巣に水がたまる卵巣のう腫や、子宮筋腫など「硬くなる病気」を呼び込むおそれがあるので、早めに対処しましょう。

解決法その1「ごぼう」

生理の周期は通常25~35日ですが、人によって前後7日くらいの差があります。出血量も、20ccから120ccと幅があります。この周期や出血量の範囲をはずれた場合を、生理不順といいます。
生理周期が短い人はどちらかというと体力のある人、長い人は体力のない人と考えます。生理不順を解消したいなら、ゴボウが効きます。根菜類であるゴボウは、下半身の血行をよくする食べ物。さらに、含有成分のアルギニンは性ホルモンの分泌を促し、生理周期を整える作用があります。
ゴボウの詳細のプロフィールはこちら

解決法その2「黒ごま番茶」

老化予防や若返りに効くといわれるビタミンEや良質のタンパク質、貧血に効く鉄や鍋がたっぷり含まれたゴマは、「血液をきれいにする魔法の種」といわれます。ビタミンEを多く含む食品はこちら
黒ゴマと租塩(8対2の割合)をフライパンで妙り、すりつぶした黒ゴマ塩ひとさじを濃い番茶に入れた黒ゴマ番茶は、体を温め、血液を浄化する飲み物。1日3~5杯ずつ飲めば、生理痛の改善に役立ちます。生理の2~3 日前から飲むといいでしょう。黒ゴマ塩を作る時間がない場合は、市販の黒ゴマ塩を使ってもよいでしょう。

解決法その3「足浴」

早急に痛みをとりたいなら、足浴がおすすめです。くるぶしから下を15分ほどっければ下半身の血行がよくなり、痛みが和らぎます。痛みがひどい場合は、ひとつかみの租塩を湯に混ぜます。塩の保温効果で血流がスムーズになり、子宮の緊張がおだやかにはぐれていきます。

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「不眠症」寝付きが悪い、途中で目が覚めるなどは体の冷えが原因

日本人を対象にした調査によれば、5人に1人が「睡眠で休養が取れていない」、「何らかの不眠がある」と回答しています。

そして加齢とともに不眠は増加します。 60歳以上の方では約3人に一人が睡眠問題で悩んでいます。 そのため通院している方の20人に1人が不眠のため睡眠薬を服用しています。

不眠症で悩む人のほとんどが冷え症です。手足が冷えると頭に血が上り、脳の神経が休まらず、眠ろうとがんばるほど目がさえることになります。乳幼児が眠くなるときは手足が温かくなるように、心地よい眠りにつくときは、手足がポカポカと温まってくるものです。末梢の血管を温めることが必須です

不眠
不眠

 

またいったん寝ても、午前3時から5時にかけて目を覚ますことが多いのは、その時問帯に気温、体温が最も下がるためです。

不眠の一番の原因は「冷え」です。就寝時に体温が下がるのを防ぐには、就寝前に37~39度のぬるめのお湯につかり、じっくり体を温めておくといいでしょう。半身浴が最も効果的です。

入浴で芯からじっくり温める方法(半身浴)

冷えやすい足先を温める快眠グッズもあります。

解決法その1「しそ酒」

ノイローゼやうつ病、自律神経失調症の治療に使われる漢方薬の「半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)」の主成分はシソです。
シソは体を温め、精神をおだやかに落ち着かせる作用があります。不眠で悩んでいるなら、シソを焼酎に漬けたシソ酒を就寝前に飲みましょう。

独特の香りの成分であるベリルアルデヒドが神経を鎮静させ、おだやかな眠りを誘います。快眠のためにシソジュースが推奨されているのには快眠効果が非常に高いためです。

しそジュース

解決法その2「枕元にたまねぎ」

タマネギー1~2個を細かく刻んで皿に乗せ、枕もとに置いて眠ると寝つきがよくなります。これは、タマネギに含まれる香り成分に鎮静作用があるためです。

タマネギの二オイが気になる人は、生萎を使ってもいいでしょう。生姜1~2個を薄切りにして皿に並べ、枕もとに置けば、生姜の芳香成分(ファルネソール、シネオール)や辛味成分(ショウガオール、ジンゲロン) が喚覚を刺激し、鼻粘膜から吸収されて脳細胞へ達し、脳神経を鎮静させて、安眠を導いてくれます。

足のほてりや冷えが取れてぐっすり熟睡するには伝統的な方法ですが、脚の裏のたわしこすりもあります。足の不快感によって不眠になるケースは多くいかに足の快適性を保ちストレスをなくすかということも快眠には欠かせません。

睡眠薬を使わずに眠りたい場合は、こちら。大麦発酵酵素を使ったもので飲むだけで快眠できます。また、習慣性もなく安心です。睡眠薬がないと眠れなくなってしまった人にもおすすめです。

「のぼせ」下半身が冷え、血液、熱が行き場を失っている状態

のぼせる
のぼせる

下半身に筋肉の少ない女性は、へそから下に水がたまりやすく、冷え性になりがちです。下半身が冷えると、本来は下半身にあるべき血液や熟、気が行き場を失い、上半身に昇っていきます。
その結果、心臓や肺が下から突き上げられるような動惇や息苦しさ、肩こり、のどの違和感、イライラ、のぼせなどを感じるようになります。
西洋医学では「自律神経失調症」とか「更年期障害」と診断して精神安定剤などを処方しますが、漢方では「昇症(しょうしょう)」ととらえ、下半身の冷えをとりのぞく治療を行います。
ちなみに自律神経失調症になりやすい体質がありますので注意します。
女性の一般的な悩みのひとつでダイエットで体重が減っても下半身が痩せないがあります。これは下半身に筋肉が不足しているせいです。

解決法その1「ミント・ニッキ」

病気でもないのに「せきをしやすい」「めまいや耳鳴りがする」「顔色が赤い」「のどがつまった感じがする」「肩がこる」「手のひらが赤い」などの自覚症状を訴えるることがあります。これは、「下半身が冷えてのぼせている」と考えます。のぼせがひどく、頭が重かったりイライラするときは、ミントやニッキのキャンディを食べると、気分がすっきりします。のぼせに使われる漢方薬の代表は、ハッカを含む「加味逍遥散(かみしょうようさん)」。足が冷えて上半身がのぼせ、カーっとなって汗が出たり、イライラや不安、不眠などの症状が伴うときに、よく効きます。

解決法その2「青竹踏み」

のぼせは下半身の血行が悪くなっている証拠なので、青竹を踏み、足腰を動かして血液循環を促しましょう。「足の裏は第二の心臓」といいいますが、下肢の運動により筋肉の収縮と弛緩が十分に行われ、血液の心腹への環流がよくなります。
さらに、下肢を動かすことで下半身の毛細血管が発達し、「血の通り道」ができるため、のぼせの改善につながります。1日30分以上のウォーキング運動もおすすめです。