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「肥満」日本人は水太りが多く下半身の水が多い

下半身太り
下半身太り

[身長-100]×0.9=標準体重。。この数値より20%以上の体重増加があると、肥満と考えます。西洋医学では「摂取カロリーが消費力ロリーを上回ると肥満になる」といいますが、漢方医学では「新陳代謝が悪く、水分が体にたまっている状態」と考えます。
色白で下半身が太く、関節が痛みやすい人の肥満は「水太り」、逆に筋肉質で便秘がち、おなかがせり出したタイプの肥満は「固太り」。いずれも、原因は「排泄が悪いため」。改善するには、体温を上げて新陳代謝を促し、便や尿の排泄を促すのが一番です。

日本人の体質は体から水分を取り除けば痩せるには、人間の体の55~65%が水です。仮に65%が水だとすれば、体重50kgの人であれば、32.5kgが水分だということです。このうちの5%の水分を取り除けば、それだけで1.7kgも減量できることになります。60kgの人であれば、39kgが水分でその5%を取り除けば約2kg減量できることになります。と記載がありますが、日本人の半数は定番のダイエットでは痩せないといいます。これは水太りになっている人が半数いるということです。

解決法その1「朝だけニンジンジュースダイエット」

上半身はそれはどでもないのに、おしりや太もも、ふくらはぎが太い「下半身太り」は、体に水分がたまった陰性体質の女性に多く見られます。水をビニール袋に入れて手でつり下げると下方がふくらみますが、人間の休も同じこと。「水太り」を解消するには、体内の新陳代謝をよくして、水分を排泄すればいいのです。「いつもの朝食をニンジンジュースに替えるだけ」のダイエット法を実行すれば、内臓にかかる負担が減り、新陳代謝が促されて体温が上がり、余分な水分を効率よく排泄できます。ニンジンのカロテンは美肌にも効果的です。

「痔」の原因は、肛門周辺の静脈の瘀血 イチジクやドライフルーツなどの食物繊維で対策

肛門周辺に分布する静脈の血行が悪く、うっ血して静脈癖を作っている状態が痔です。便秘や妊娠、過度の飲酒、香辛料のとり過ぎ、座りつばなしの仕事などが原因で起こります。また、血液中のコレステロールや中性脂肪、血液凝固物質のフィブリン(タンパク質) が過剰になり、血液の流れが悪くなることも、原因のひとつとして考えられます。
漢方では、痔は「瘀血の一症状」としてとらえます。高脂肪食を改めて血をきれいにするのはもちろん、食物繊維をたくさんとり、便通をよくして大腸の老廃物を捨てることも大切です。

解決法その1「ニラ湿布」

ニラは汚れたドロドロの血液を浄化し、血液の循環を促す作用があります。ニラの葉をすりつぶしてしぼり汁を作り(ジューサーにかけてもよい)、ガーゼに浸して患部に塗ると痛みが軽減するはか、殺菌作用もあります。ニラレバ妙めやニラの卵とじを食べるのもいいでしょう。瘀血の改善に役立ちます。

解決法その2「イチジク」

中国の明の時代に善かれた医薬の書『本草綱目』には、「イチジクは胃を開き、下痢を止め、痔を治す」とあります。中国では五痔( 五種類の痔:切れ痔、脱肛、内痔核、外痔核、痔ろう) を治す薬としてたいへん有名なものです。

イチジクには多くの酵素が含まれ、消化促進作用が強力なうえ、食物繊維のペクチンがすぐれた整腸作用を発揮して、便秘を改善してくれます。胃腸が弱い人は、1日4~5 個、食べるといいでしょう。
イチジクの使用感はこちら。
いちじくが手に入りにくい場合、ドライフルーツなどを活用するのもおすすめです。一番の改善方法はまずは便秘解消です。
食物繊維の多い食品でもスムーズに排便できない場合は、イサゴールなどの活用も検討しましょう。不溶性、水溶性の食物繊維がバランスよく1:2で配合されているので、効き過ぎて下痢になってしまうかもしれませんが、下痢をしてしまったら減量するなど調整しましょう。

女性に多い「きれ痔」

「低血圧」漢方でいうところの陰性体質

低血圧
低血圧

収縮期の血圧が100mmHg以下の状態を、低血圧と呼びます。統計的に見ると、低血圧の人は高血圧の人に比べて長生きできることがわかっていますが、「朝起きるのがつらい」「午前中、体調が悪い」「体が冷える」「胃腸の調子が悪い」などの不定愁訴に悩まされることが多いものです。

疲れやすい、めまいがする、胸が苦しい、胃もたれがするなどの症状に悩まされている場合でも、運動と十分な水分摂取、バランスのとれた食事などで改善できます。

これらはすべて、「陰性体質」から生じるトラブルです。お茶やコーヒー、水、清涼飲料水、フルーツ、生野菜、白砂糖を使った洋菓子など、体を冷やす陰性食品は控え、体を温める黒い(赤い)食べ物、塩分の多い食べ物を積極的にとることで改善できます。根菜類なども体を温めるので積極的に摂るといいでしょう。

解決法その1「塩分摂取」

高血圧の場合は、塩分を控えるのが当たり前で、1日6g以下を目指しますがが、低血圧の場合は、逆で梅干しやたくあん、塩辛、明太子、塩鮭、つくだ煮、みそ、醤油、チーズなど、「塩気のある食べ物」を積極的に摂ります。これらは、体を温める陽性食品です。
高血圧の人は塩分を制限する必要がありこれらは毒ともとれますが、低血圧の人には逆におすすめです。
塩は水分を取り込んで血液量を増やし、血圧を上げるはか、体を温める作用があります。

解決法その2「生姜風呂」

浴槽に41~42度の熱めのお湯を張り、その中に生姜のすりおろし1個分をまぜ、入浴しましょう
生姜に含まれるジンゲロンやジンゲロール、ショウガオールが発汗、保温作用を促し、体がしんからポカポカと温まります。もあります。塩分が気になる人は、ウォーキングノやスポーツで発汗し、余分な塩分を体外に排出するといいでしょう。

漢方で治すならこちら。