体の不調がわかっても慌てない
これから「疲れのレベル診断表」をもとに、交感神経優位タイプと副交感神経優位タイプの疲れが、どのように進行していくのかを見ていきます。
「疲れのレベル」が5段階に分かれており、それぞれの段階での代表的な症状、解消法が書かれています。大切なことは、疲れのレベルが3の段階で食い止めること。それが「病気にならない」コツです。自分の体の声をよく聴き、体のメンテナンスをしましょう。
がんばり屋タイプの疲れ
- レベル1(軽い疲れ)呼吸が浅くなる。血中の酸素濃度が下がり、炭酸ガスが増える。血糖値も上がり始める。
- レベル2(体が重い)筋肉や内臓などの組織の一部が酸素・栄養不足になる。血流障害が起き、肩こりが出る。
- レベル3(全身くたくた)酸素・栄養不足が深刻化。肩、背中、腰のこり、目の疲労、顔などに吹き出物が出る。
- レベル4(炎症がはじまる)酸素不足の深刻化、組織破壊が発生。肩、背中、腰の鈍痛、にきび、口内炎、歯槽膿漏、胃炎、便秘。
- レベル5(病気が発生)活性酸素による組織破壊が進行。高血圧、不眠、胃潰瘍、十二指腸、ガンなど病気と診断されるレベル。
☆レベル3~レベル4の間が病気との境界線
のんびりタイプの疲れ
- レベル1(じっとしていたい)血圧、血糖値が低くなる。体を動かすことが億劫に感じる。
- レベル2(気だるい)血流が滞りがちで無気力状態に。朝、起きても元気が出ない。
- レベル3(無気力)筋力などの体の機能が低下。長時間たっているのがツライ。腰痛、肥満などの症状
- レベル4(アレルギー性の症状が出る)アレルギー性の反応、軽い炎症が出る。金属や虫刺されへの過剰反応。
- レベル5(アレルギー慢性化)アトピー性皮膚炎やアレルギー性疾患が慢性化。疲労で会社を欠勤する。
☆レベル3~レベル4の間が病気との境界線