パソコンの連続使用は45分を習慣化する
デスクワークでは、手元を凝視して目を酷使することが多いのですが、休息の時間には、必ず遠くを眺めて、目を解放してあげることです。パソコンなどは瞬きの回数も自然に減ってしまうので余計に注意が必要です。目の疲れは非常に危険です。単に「目が悪くなる」といった程度の話ではなくなります。
目を酷使して眼精疲労がたまった時は、実は、血圧が200mmHG近くまで上がっていることがあるのです。
これは激怒して非常に興奮している時と同じレベルの血圧です。当然、交感神経も強く緊張しでおり、それが継続すると疲れが取れなくなりどんどん蓄積していきます。すると、全身の血流が滞ってしまい、やがて組織破壊へと進んでいくわけです。
眼精疲労が引き起こす疲れは、「視力が落ちて、後頭部や肩がこつてくる」というレベルではなく、全身的な血流障害にまで行き着くということを知っておいてください。
パソコンのモニターは、テレビを観る時の2倍程度の負担が目にかかります。テレビは、ある程度離れた位置から、風景として眺めることが多いのに比べ、パソコンの画面は、文字を読むなどして、何時間も集中して凝視するからです。
パソコンに向かう時間は、l日4時間までにしていり人もたくさんいます。なぜなら、それ以上パソコンを続けると、目に負担がかかりすぎ、疲れがたまってしまうからです。疲れがぬけなくなってしまうのです。
l日4時間では、仕事が間に合わない!という人も多いでしょう。なかには1日10時間以上も、パソコンに向かう人もいるでしょう。
そういう人は、なるべく、パソコンに向かう時間が少なくて済むように、仕事の段取りを工夫しましょう。モニターに向かう時間、キーボードを打つ時間を減らすための仕事の段取りを考えます。
「パソコンによる作業は、想像以上に、体全体に負担をかける作業である」と知ったうえで、長時間パソコンに向かう時は、1時間に15分は、目と体に、相応の休息を与えるようにします。
最近は、働く女性で乳がんになる人が増えています。これには、オフィスで事務的な仕事をするという勤務スタイルが深く関わっていることも考えられます。
つまり、交感神経を緊張させ、全身の血流を滞らせる代表的な行為を、ダブルでやっているわけです。
疲れも非常に蓄積しやすくなります。20~30代のうちは、体も強いので、何とか、もつでしょう。しかし、40~50代までこうしたスタイルを続けていると、ガンなどの大病をしがちです。
女性の場合、特に乳房は突出していて冷えやすいので、乳がんになる人が少なくないのです。
オフィスで事務的な仕事をしている女性には、疲れのサインに特に気をつけてほしいと思います。
疲れ目の深刻度がわかる自己診断はこちらです。疲れ目は仕事でつかうPCだけでなく日頃使用するスマホやゲームなども同様に疲れ目になるので注意しなければいけません。