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長生きの睡眠と短命の睡眠

長寿と短命
長寿と短命

40代での夜更かしはガンになる可能性大

睡眠は、疲れや病気と深い関係があります。

現代人は、睡眠不足の恐ろしさについての認識がとても甘く、簡単に夜更かしをしてしまいます。しかし、自律神経と免疫の観点から見れば、睡眠時間を削るのは、体にとって非常に恐ろしいことです。

睡眠不足が体にどんな悪影響を与えるのかを知れば、見出しが決して大げさではないことがおわかりいただけると思います。毎日、就寝が午前2時ごろになっている人が、がんにならずに40代を切り抜けるのは難しいということです。

夜更かしや睡眠不足になりがちな生活スタイルは、はっきりと寿命に影響します。昔から、画家は長生きで、作家は短命と言われます。
画家は、絵の具の色の出具合を見なくてはいけないため、照明がなかったころは、太陽が出ている時に仕事をしなければならなかったからです。

作家の場合、文字を見ることができればよいわけで、それが、深夜まで暗い照明のもと、目を酷使しながら書くという生活スタイルにつながったのだと思います。

その結果、画家は長命で、作家は短命になると言われたのです。同じ芸術家なのに、睡眠の取り方によって、寿命に差が出てくるのです。

この事実を知った、ある売れっ子の作家は、日中仕事をし、夕方5時くらいには仕事をやめて居酒屋に行き、リラックスするようにしたそうです。

その結果、とてもよい健康状態を保てているようです。このままいけば、おそらく寿命も他の作家ほど短くはならないでしょう。作家でも、生き方を変え、睡眠時問を確保すれば、健康になれるのです。

免疫力を高める睡眠時間

夜は副交感神経が優位になり、血流を回復させて体の老廃物を流し、リンパ球が異常になつた自己細胞のそうじをします。1日の疲れを取り去る大事な時間です。
ですから、睡眠時間は、できれば7~8時間ほどは確保してほしいと思います。この時間をおろそかにすると、交感神経の緊張が続き、脈は速く、血圧は高く、血糖値も高い状態が続きます。

行き着く先には、高血圧症、糖尿病、高脂血症、狭心症、不整脈、心筋梗塞、脳卒中、くも股下出血、そして、ガンなどの重大な病気が待っているわけです。

誰しも病気になってから、「しまった」と思うものですが、その時、すでに体は壊れているので回復するのは大変です。その手前で「疲れという警告」が出ているのですから、それを無視しないでほしいと思います。

疲れの原因は、無茶な塵活そのものにあります。特に大きな割合を占めているのが、睡眠不足です。

睡眠不足は、ボディーブローのように、必ず、先々の健康に潜在的なダメージを与えているととらえるべきでしょう。休息と睡眠の大切さをはきちがえる人も多いのですが、仕事もがんばり睡眠もしっかり取るというのは矛盾していないのです。

疲れと病気の7割以上が休息と睡眠を軽視した結果、交感神経が優位になる生き方により引き起こされています。

つまり、「頑張っている人はど、休息時間もたっぷり取れ」ということです。この当たり前のバランスが崩れている人があまりにも多いため、休息と睡眠の大切さをくどくど説明しているわけです。

せっかく人間として生まれたからには、世の中の人々を驚かすような大きな仕事をして死にたいものです。体の仕組みからいっても、人間は、まったく頑張らずラクばかりして生きるようにはつくられていません。

さらに付け加えると、睡眠の取り方は、すべての人に、杓子定規に適用されるべきではありません。場合によっては、逆にストレスがたまり、交感神経が緊張して、うまく睡眠が取れないことにもなりかねません。

よい睡眠を得るためには、「十分に活動したら、必ず十分な睡眠を取る」「太陽と共に起き、太陽が沈んだら、できるだけ早く休む」「交感神経と副交感神経の両方がきちんと働くようなメリハリの利いた生活をする」という基本原則はあるものの、細かいところは、人によって違うわけです。

疲れの取り方と同じです。極端な例ですが、長寿世界一だった故・本郷かまとさんは生前、丸2 日間寝て、丸2日間起きているという生活パターンでした。
一見、異常にも見えるサイクルですが、本郷さんの体にとっては自然なリズムだったわけです。昼夜が逆転する仕事をしている人が、「太陽と共に生活をせよ」と言われても、無理でしょう。もちろん、基本原則に沿って生活ができるに越したことはないのですが、昼夜が逆転している生活の中で、疲れが最小限に留められ、元気でいることができるような睡眠リズムを発見し、習慣化すればいいわけです。

リズムを守っているうちは、それなりに元気な生活を続けていくことができるはずです。自分の体の睡眠リズムを発見できない人は、まず、それを発見することを目標にしてください。そのリズムを定着させるよう努力すればいいのです。

さわやかな朝と心地よい夜(快眠のために)

サプリは疲れない体のために必要か?

疲れ解消 サプリ
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便りになるのは自分の免疫力のみ

現代人の多くが「これまでどのように健康に気をつかってきましたか? 」と聞くと、「毎日マルチビタミンを飲んでいる」「健康食品を摂っている」といった答えが返ってきます。

そういう方々は、自分の体に不安を感じていて、常に、何かでサポートしないと、やっていけない感じがしているのでしょう。

サプリメントに頼っているご本人は、「ちゃんと気をつけているのに、どうして疲れるのか、病気になるのか」と首をかしげます。しかし、疲れがたまって、病気になつてしまう原因は、これまで見てきたように、ひとえに、その人の生き方そのものに原因があります。

極端な生き方をしているのに、いくらサプリメントを摂ったところで、疲れが緩和するわけがありません。サプリをずっと飲み続けるとサプリメントに頼る体質になってしまう感じがいやだなぁ~と感じています。人間の体は、メリハリの利いた正しい生き方をしていれば、疲れが続くようにはできていないのです。

それほどのパワーを持っているものなのです。長い目で見れば、サプリメントに頼るより、自律神経のメリハリをきちんと利かせるような、疲れをためない生き方をしたはうが効果が高いのです。

とりわけ忙しい時、疲れがひどい時に、一時的にサプリメントを摂ってみる。その程度の付き合い方がよいのではないでしょうか。そうした前提のうえで、自分に合ったものを見つけるなら、問題はないでしょう。

昔からよく言われるものにクエン酸豊富な梅肉エキスなどもあります。

百薬の長「お酒との上手な付き合い方」

百薬の長
百薬の長

酒の肴は1にも2にも「楽しい話」

リラックスと元気づけの両方の作用を持っているものと言えば、アルコールもその仲間です。アルコールには興奮作用がありますが、体にとっては不要なので、最初は排泄反射が起き、副交感神経が優位になつてリラックスします。

その後、だんだん元気な状態になり、興奮の世界に入っていきます。アアルコールを飲んでから2~3時間後を境に、副交感神経優位から交感神経優位に切り替わります。

∫酒の席を思い浮かべてみればわかると思いますが、最初は皆、リラックスモードに入り、次第に興奮モードに切り替わっていくはずです。

リラックスモードでは、日ごろの仕事ぶりに対する慰労をし合うなど、癒しの場をつくり出す。その後、興奮モードに入ったあたりで、皆で夢を語り合う、将来のビジョンを語り合うよう心がければいいでしょう。

酒の席がプラスに働き、疲れも媛和されるかもしれません。しかし、同じ酒の席でも、最初の副交感神経反応の時は愚痴、不平不満を吐き出すだけ、興奮モードに入ってからは、怒りを爆発させるというようなマイナスの流れになってはよくありません。

愚痴を言うのも時々はいいでしょうが、いつもそればかりだと、精神的にもよくないし、疲れを悪化させかねません。

よく言われるように、お酒もほどほどにしなくてはなりません。なぜなら、3時間を超えて、大量に飲むと、二日酔いになってしまうからです。

交感神経緊張の極致の状態で、疲れが取れるどころではなく、完全に疲れをひどくしてしまいます。二日酔いの時は、のどが渇いて、脈が速くなり、鼻水が黄色くなっているでしょう。

これらはすべて、交感神経が優位になっている証拠です。若いころに飲みすぎて、頻繁に二日酔いになっている人は、早めに認知症になる可能性が高くなります。

交感神経緊張の極致で、脳の血流不足が深刻化し、脳神経がやられてしまうからです。アルコールも、時々、適量を飲む分には疲れを回復させるかもしれませんが、度が過ぎると、疲れを助長させ痛気を招くことになります。

お酒は「百薬の長」か?[本当]によればお酒が百薬の長であることに間違いはないようです。飲み過ぎると毒になってしまいます。

普段からお酒の量をコントロールできていない人はGOT、GPTが高い、さらに値が不安定ならシジミ(シジミの使用感、口コミ)などを参考にするといいかもしれません。