隠れた脂まみれの加工食に要注意!
気づかないうちに摂取している油脂
厚生労働省の「国民栄養調査によれば、日本人は見える油1に対し、見えない油を2,5倍も多く摂っていることが明かになりました。
脂というとエキストラバージンオイルやごま油、サラダ油などの植物性の油、バターやラードといった動物性脂肪など、「見える油」ばかりが頭に浮かびますが、わたしたちが日常的に口にしている油はこれだけではありません。
たとえば、牛肉などの食品をはじめ、乳製品や卵にも油は含まれています。1日あたり、乳製品からは4.6 g、卵からは4.4 gもの油を摂っているというのですから、驚きです。
こういった材料とバターを使ってオムレツをつくったり、クリームソースたっぷりのグラタンにしたりすると、さらに油の摂取量は倍増、3倍にもなってしまいます。
また、意外と知られていないのが加工品に含まれる油です。たとえば、市販の餃子です。具に使われているひき肉の脂はもちろん、皮にも油が塗られています。もちろん、これは餃子に限ったことではなく、多くの食品が製造の過程で味のためだけでなく、形を整えて見た目をよくするために、手づくりの場合と比べて、何倍もの油を使っていることがあります。
具体的には、市販されているお惣菜やレトルト食品、惣菜パン・菓子パン、スナック菓子、カレーやシチューのルー、インスタントラーメンなど、あらゆる加工食品にいえることです。
また、コンビニ食やファミリーレストラン、ファストフード、居酒屋などの外食チェーンでの食事も同様でしょう。前項で触れたトランス脂肪酸が多すぎるような、得体の知れない油が使われてしまうことも問題です。
クラッカーのカリッとした食感や、菓子パンやケーキのしっとりとした口あたりのよさを出すために生地に練り込まれていたり、サンドイッチでもパンの内側だけでなく、挟んでいる具を接着しやすくするために、多めにマーガリンが使われていたりします。
調理をエキストラバージンオイルで
質のよい油をバランスよく適量摂取するためにも、なるべく外食や加工品を避け、エキストラバージンオイルを使って料理をつくりましょう。もちろん、はじめから神経質になりすぎて食事を楽しめなくなってはもったいないですから、ストレスにならないところからはじめることが続けるポイントです。
何も難しい料理をつくる必要はありません。エキストラバージンオイルがあれば、新鮮な野菜や果物、穀物や魚を使って、サッとかんたんにおいしい料理をつくることができます。
ノンオイルはカロリーゼロではない「ドレッシング」 | 危険な食品
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ファースト・フードの油 | 危険な食品
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