大腸がん予防にエキストラバージンオイル

2022年11月15日

本サイトは、免疫力を上げるためにエキストラバージンオイルの効能、効果を腸に生かすという目的ですが、オリーブオイルの効能、効果は腸だけにとどまらず、多種多様です。腸だけでなく様々な効果を紹介していきます。

なぜ日本で急激に大腸がんが増えているのでしょうか。ここ数十年の間、大腸がんの増加と同様に大きな変化をとげているものに、日本人のライフスタイル、大きく変化しているのは、食生活の変化です。

最近、日本では大腸がんの発症が増加しており、女性のがんの死亡率で1位、男性でも3位となっています。腸の専門医も20年以上前は比較的めずらしかった早期大腸がんや大腸進行がんがあたりまえに見つかるようになったと口を揃えます。

19 6 7年の「国民栄養調査」によると、当時の日本人の総摂取カロリーは1 日あたり2 2 5 4 kcalで、たんばく質が76.6 8 g、炭水化物が382 g、脂肪が42.4 gでした。それから40数年を経て、現在の日本人の総摂取カロリーは1日あたり1840 kcl、たんはく質が67 g、炭水化物が255.1 g、脂肪が54 gになっています。

総エネルギーとたんばく質、炭水化物の摂取量は減少しているのに、脂肪だけが増加しているのです。食事のなかでも摂取する脂肪の量や種類と、大腸がん発症率の間に因果関係があることは、過去たくさんの研究者の報告により明らかになっています。

ラットによる実験でも、高脂肪を与えたラットは低脂肪の場合よりも大腸がんの発生率が高いことが報告されていますが、高脂肪食でもおもな脂肪がエキストラバージンオイルの場合は例外的に発がんを促進しなかったとされています。

エキストラバージンオイルをたっぷりと摂る食生活を送るスペインのマヨルカ島など地中海地域で大腸がんの発症率が比較的低いのは有名な話です。研究段階ではあるものの、ヨーロッパの一部の学者の間では、現在、エキストラバージンオイルに含まれるファイトケミカルの一種、オレウロペインやヒドロキシチロソールなどの抗酸化物質が、発がんの抑制に関与しているのではないかと考えられています。

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