大腸ガンと同じく、昭和30年代まではそれほど目立たなかったガンですが、経済成長とともに食生活が欧米化し、それに比例して激増しました。肉や卵、牛乳、バターなどをとり過ぎると血液中のコレステロールが増え、女性ホルモンの生成が活発になって色白、やわ肌、大きな乳房がつくられますが、同時に、ホルモン依存性のガンが発症しやすくなります。
予防・改善には、食生活を和食に切り替え、体を温めること。また、薄着をすると躯幹から突出した乳房が冷え、血行が悪くなりがちです。寒い季節は保温性のある下着を身につけたり、カイロを利用するといいでしょう。
解決法その1「生姜湿布」
乳房は、体から突出しているために外界に接しているので冷えやすく、特に、大きな乳房の人は要注意です。乳房をめぐる血管の数は同じなので、大きい乳房はど冷えやすくなります。乳ガンの術後の人、家系的に乳ガンにかかりやすい人は、生姜湿布で乳房を温めましょう。
発汗・保温作用だけでなく、痛みを鎮める効果もあります。ただし、肌が敏感な人はヒリヒリすることがあるので、貼るタイプのカイロをブラジャーの外側につけてもいいでしょう。ブラジャーをつけない場合は、低温やけどをしないよう、肌着の上からカイロをあてましょう。
解決法その2「黒い食品」
「ガンは冷えて体が白くなると生じやすい」と東洋医学では考えます。人間は体温が高く、赤血球が多い「赤ちゃん」として生まれますが、年齢とともに体温が下がり、白髪がまじったり、白内障になるなど、「白ちゃん」= 老人になっていきます。
雪が白いように、白は「冷え」の色となります。陰性である冷えを改善するには、陽性である「黒い(または赤い) 食べ物」が効きます。黒豆の黒砂糖煮をはじめ、黒ごま、海藻類、黒米、乾燥プルーン、赤ワインなどを積極的に食べましょう。体内の陰陽のバランスが整い、ガンの予防・治療に効果的です。
乳がんも早期発見であれば重症化しない
上半身全体が映る大きな鏡の前で
- 乳房は左右対称か
- どちらかの乳房の皮膚がひきつれていないか
- 左右の乳房の大きさ・形・向きが極端に違っていないか
- どちらかにえくぼのようなくぼみやひきつれがないか
仰向けに寝た状態で
- 片方の手を下げ、もう片方の4本の指を「く」の字に曲げ、脇の下のリンパ節や乳房の外側から内側に向かって軽く押すようになぞり、しこりの有無をチェック
やっぱりわからない!という人は乳がん自己検診グローブ もあります。自宅で乳がんがセルフチェックできます。乳がんを必ず発見出来る商品ではありません。セルフチャックをサポートするアイテムです。必ず、病院や検査機関の検診を受けましょう。
みそには乳がんを抑制する作用があるので味噌汁を毎日摂るようにすると予防につながります。乳がん「大きさよりリンパ節」